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日向灘で地震 南海トラフが心配になる

2017年3月2日から3月3日の日付を跨ぐ時間帯にM5.2とM4.0の地震が日向灘で連続して起こりました。

日向灘での地震は南海トラフの地震と密接な関係があると言われているので、ちょっと心配な地域ですね。

 

 

なぜ南海トラフと結び付けられるのか??

 

 

そもそも南海トラフとは駿河湾から四国沖合で起きる海溝型地震の事を指します。これが静岡の沿岸辺りから四国沖合まで一気に連動する可能性があると言われていて、それが最近騒がれている南海トラフ巨大地震という地震なのです。

 

と言うと日向灘って九州の南の沖だから近いだけで関係ないと思う人もいるでしょう。

ただ近年日向灘と南海トラフ沿いの地震は密接な関係があるとも言われています。

関係性があると言われている理由は近年の津波の堆積物の研究で過去最大の南海トラフ地震である宝永地震は九州の沖合までも連動した可能性があると言われているからです。

 

もちろん確実に日向灘の地震が南海トラフを引き起こすわけではありませんし、実際確固たる証拠がある訳でもありません。

なので日向灘で地震が起きたからヤバいと安易に結びつけるのは良くないでしょう。

 

っていうか日向灘でM4~5クラスの地震が起きる度に大きな地震がどこかで発生していたら、これまでに何度も南海トラフ沿いで大きな地震が起きていてもおかしくないです。

 

日向灘はもともと地震が多い!?

 

過去の日向灘の地震を見ていくと

 

M7.5以上  200年間隔

 

M7前後   20年弱

 

過去のM7クラスの地震となると1987年まで遡るので、この地域は近い将来M7クラスの地震が来ると言われている地域ではあります。

 

ただM6クラスまで範囲を広げると結構頻繁に起こっているので、実際はある程度の地震ならいつでも起きるのかもしれません。

 

こう書くと日向灘付近は危ないような印象になりますが、基本的に太平洋側の沿岸部は地震が起きやすいので日向灘に限らず、太平洋側はM6クラスならいつ起きてもそれほど驚く事もないのです。

 

過度に恐れて神経質になる必要はないでしょうが、この地域にもリスクはあります。

去年は熊本地震が発生しましたが、これまで九州は地震があんまり起きないなんて言われていました。

日本という国の中にある以上はリスクが無いとは言えないので、事前の備えをしておくと良いでしょう。