期間工

期間工でも車のローンが通った話。

期間工は賃貸契約とかローンが通らないというイメージを持たれている人は多いかと思います。というのも期間工という名称とネット上の評判が悪い事が原因かと個人的に思っています。期間工と言っても技能職の契約社員というだけなんですが、なぜこの職種の契約社員だけ俗称で呼ばれているのか謎です(笑)

では実際どうなのかというとローンは組めますし、賃貸契約も結べます。

僕自身も期間工をやりながら自動車ローンを組んだ経験があるので、その時の体験を交えて期間工がローンを組む時の事について話していこうと思います。

本当に期間工でも車のローンは組めるのか??

期間と言えど企業に雇用されて収入はあるわけですから、ローンを組む事は可能です。当然審査はあるので、そこを通過しないと融資を受けられません。雇用形態も審査の内容に影響はしますが、雇用形態が契約社員だからと言って著しく審査に不利になるという事はありません。

どちらかと言うと過去に金融事故を起こしていて、信用情報に傷があったり他社からの借り入れがある場合の方が審査に落ちやすいようです。また正社員でも契約社員でも年収に対して高すぎる自動車を購入する場合は、審査の時点で落とされてしまう可能性が高くなります。

ここで僕が期間工をやりながら自動車ローンを組んだ時の条件を紹介しておきます。

雇用形態:契約社員

年収:約500万円

他社からの借り入れ:無し

借入額の年収割合:35%前後

過去に支払い遅延や返済不能になった事:無し

車のローンを組んだ時点での年収と雇用形態

雇用形態に関しては契約社員です。

間違っても申し込み時に期間工という選択肢がないからと言ってその他のところに期間工と書かないように気をつけましょう(笑)すいません。冗談です。

年収は残業代や深夜手当など1年が終わってみないとどのくらいあるか分からない部分も含まれるので、多少前後しますが約500万円ほどでした。

車のローンを申し込んだ時点での他社からの借り入れ

もともと他のカーローンやキャッシングなどは利用した事がなかったので、他の借り入れがない状態での審査でした。他に何らかの借り入れがあると他社への返済もあるので、貸し倒れのリスクが高まるので審査に不利になります。さらに総量規制と言って年収に対して金融機関が貸し付けて良い金額が法律で決まっているで、審査に不利になるどころか法的に借りれないケースもあります。

もし他社からの借り入れがあってもそれを隠して審査を受けては絶対にいけません。

まず借り入れがあるのに嘘をついても金融機関が共有している信用情報によって、審査の段階でバレるので嘘をついても意味がありません。むしろ嘘を申告して審査を受けた事で心証を悪くして審査に不利になる可能性もあります。さらに言えば審査に不利というレベルの話ではなく、虚偽の申告をして融資を受けるのは厳密に言うと詐欺罪に該当する可能性が出てくるので絶対やめましょう。

年収に対する自動車ローンの借り入れ割合

年収に対しての借り入れ割合も審査に通るかどうか重要なポイントで、年収に対して30%から40%ほどの借り入れが目安になります。年間の返済割合で言うと手取り年収の25%から35%ほどが基準です。

年収400万円で120万から160万の借り入れが大体の限界額と考えて良いと思います。ただし金融機関や本人の属性によっても変わってくるので、とりあえず仮審査を受けてみると良いと思います。

借り入れ合計額とは別に年間の返済割合も金融機関は気にしているようで、これは手取り年収に対して25%から35%が好ましいです。

年収400万円=手取り約320万円

25%~35%=年間返済額が80万~112万となります。

もちろんこれより少ない分には問題ないですが、多くなってもこのくらいの割合で抑えておくと良いでしょう。手取り年収に関しては控除などによって人それぞれなので、上の例は一つのモデルケースです。

期間工が車のローンを組めない金融機関もある

僕もいくつかの金融機関の仮審査や本審査を受けましたが、期間工では申し込みができない金融機関もありました。唯一申し込みができなかったのはJAのマイカーロンで、JAのマイカーローンは契約社員でも申し込めます。

ただし返済期間よりも現在の契約期間が短いと融資の申し込みができないようです。

基本的に期間工は3か月や6か月ごとに契約更新して、現在では2年11か月で一度退社しなくてはいけません。こういう仕組みである以上は長くても審査時に残っている契約期間は6か月となります。何度もフル満了を経験しているベテランの期間工の方からすると普通にやっていれば、更新はできるし2年11か月経過しても退職してまた就業できるから問題ないと考えるかと思います。

しかし契約期間が返済期間よりも短い場合はとにかく審査の前の段階でダメらしいので、申し込み条件に無期雇用か返済期間と同じ期間の雇用契約が残っている契約社員というのがある場合は注意が必要です。

JAのローンは組合員になるとか積み立てを一定額するとか条件はあるものの、金利が銀行系カーローンと比べても安いので利用できないのは痛いですね。でもまぁ金融機関側が融資条件を決めるわけなので、仕方ないですね。

JAは地域ごとに分かれているので僕の地域のJAはダメでしたが、地域によっては3か月や6か月更新の契約社員でもカーローンを利用できるかもしれません。僕はダメでしたが、一応住んでいる地域のJAの支店に問い合わせてみると良いかもしれません。

部分的な繰り越し返済が可否を確認

もう一つ契約する前に注意してほしいのは繰越返済についてです。繰越返済自体をするつもりがないという人には関係ないかもしれませんが、資金に余裕が出たら繰越で早く返済したいと考えている人は繰越返済の条件を確認しておいた方が無難です、

良くあるのが繰越返済はできるけど、返済するなら残りの残債を全て返さないといけないという条件です。もしくは手数料がかかるカーローンもあります。

いざ少しまとまって返せるから繰越返済しようと思ったら全額じゃやないとダメだったという事にならないようにしましょう。

まとめ

基本的に契約社員である期間工でも車のローンを組む事は可能なので、期間工だからローンは組めないと諦める必要はありません。

ただし雇用契約期間よりも返済期間が長いと申し込めない事があるという事だけは覚えておきましょう。ほとんどの銀行系ローンではこのような申し込み条件はないので、審査を受けられる金融機関が限定されるという事はないはずです。

カーローンを組める金融機関はかなりの数があるので、仮審査をいくつも受けて金利などの条件を比較して一番いい条件のカーローンを利用すると良いです。