日記

夜勤の仕事をするメリットとデメリット

夜勤の仕事にはいろんな種類があるので、夜勤の仕事に就くかどうか検討した事がある人も少なくないと思います。現役で夜勤の仕事をしている僕の経験から夜勤のメリットとデメリットについて語っていこうと思います。

夜勤の仕事をするメリット

夜勤の仕事と言っても昼勤と夜勤の交代勤務と夜勤のみ場合ではまた変わってくるので、それぞれの視点からメリットを書いていきます。一部個人的な見解も含まれると思いますが、そこらへんはご容赦下さい。

夜勤をすると給料が良くなる

夜勤の場合は労働基準法によって割増賃金を支給する事になっているので、昼勤と同じ時間働いても給料がアップします。具体的に法律でどのように手当てを出すように定められているかと言うと

労働基準法施行規則 第20条 第1項

法第33条又は法第36条1項の規定によって延長した労働時間が午後10時から午前5時(厚生労働大臣が必要であると認める場合はその定める地域又は期間については午後11時から午前6時)までの間に及ぶ場合においては、使用者はその時間の労働については、第19条第1項各号の金額にその労働時間数を乗じた金額の5割以上(その時間の労働のうち、1箇月について60時間を超える労働時間の延長に係るものについては、7割5分以上)の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

この法律があるため条件を満たせば確実に割増賃金が発生するわけです。

月給制の場合は月給から法定労働時間を割って時給を算出してそこに1.25倍する方法で割増賃金が発生していきます。

例えば1日あたり1万円の給料で働くと8時間分の割増賃金がつくと思いがちですが、1時間の休憩を取る事も法律で定められています。(8時間の労働の場合)そうなると割増賃金が発生する22時から5時の間に1時間の休憩を取る事になるので、実際に深夜帯の割増賃金が発生するのは7時間になるケースが殆どになるはずです。

この場合は日給1万円(8時間)=時給1250円

1250×0.25=312.5   312.5×7=2187.5円

法律で決められている割増だけだと日給1万円くらいの人で一日2000円ちょっとの割増を安いと思うか高いと思うかは人次第ですが、法的にはこれ以上使用者は支払う必要はないとも言えるわけです。しかしこれ以外に手当を出していたり、深夜帯の手当てとは別に交代勤務に対する手当てが出るため夜勤をやると大幅に給与が上がる職場もあります。

手当てに関しては出すか出さないかもその金額の設定も使用者に裁量があるので、その職場によるとしか言えません。ちなみに僕の場合は法律で決められた深夜の割増賃金の3倍くらいの手当てが貰えています。結果的に夜勤をやると日勤のみの時の給料に30%上乗せされている状態です。

ただ今は辞めてしまった職場での夜勤では法で定められている最低限の手当てしか貰えませんでした。そうなると月に4万円くらいしか給料が上がらない状態で正直割に合わないと思います。特に同じ夜勤でも手当が厚い職場を経験してからは余計にあの頃は安すぎたなぁーーーと思いはじめました。

でもその当時の僕はありがたいと思ってましたけどね・・・そうです社蓄です。今もそんなに状況は変わらないのが辛いとこww

手当はマジで大事だから入社前に絶対確認しておこう

夜勤の仕事をすると昼の時間が自由

平日の昼間の時間の自由とかそもそも求めていないとい

う人もいるかもしれませんが、やっぱり平日に買い物を行くにしても昼間なら混雑を避けられます。それ以上に病院に行く時もかなり余裕をもって行けるので、ストレスを感じません。さらに役所や銀行など平日の昼間じゃないと行けない場所に行けるのはかなりのメリットだと思います。

このあたりは平日休みのメリットに似ていますが、いずれも日勤のみの仕事では得られないメリットです。

夜勤の仕事をするデメリット

夜勤をやる事で起きるデメリットは結構多いですし、人によっては耐えられないという人もいるかと思います。ネット界隈でも夜勤は絶対やめておけという意見も多いですが、経験者というか現役的にはそういう意見が出てくるのも納得です。

半分現在の仕事の愚痴みたいになるかもしれませんが、現役の夜勤民の意見をお聞きください。

夜勤をすると寝不足になる

夜勤をするという事は昼間に寝る事になりますが、昼間に寝るのは人にもよりますが簡単ではありません。結果的に寝るのが遅くなったり、早いタイミングで起きてしまって睡眠時間が短くなりがちです。

平日の睡眠時間が短くなりがちになる事で休日に足りない分を補填するように一気に寝てしまうので、休日が犠牲になっていきます。さらに平日はいつでも眠くなる環境が整うので仕事が終わってからダラダラしがちになって他の事をしようとしても進みません。

夜勤が原因で明らかに体調が悪い

寝不足になるという話に繋がりますが、基本的に人は昼間に活動して夜に寝るものです。それに逆行した生活をしているので、原因不明の体調不良が慢性的に続きます。

まぁこれを10年とか20年とか続けていたら体に悪くないわけはありません。寿命が短くなるとか禿げるとかは大袈裟な話ではないと思います。

平日は他の人と予定が合わない

本当にこれはよくあるのですが、平日の夜に飯に行こうとかいう話が浮上しても

ひろすけ
ひろすけ
俺夜勤だから行けないわ・・・
A君
A君
あぁ・・・じゃあいいや

これ本当に辛いですよ。「俺って社蓄だわぁー」って思う瞬間ですね。

この間なんてせっかく野球のチケットが当たったのにナイトゲームだから行けませんでした。もう残念という気持ちすら湧きません・・・

後は土曜日の午前中とか昼くらいから人と会う予定があっても自分は夜勤明けなので、体力的に相当辛いです。なぜ平日の仕事の影響で土曜日のプライベートを潰されないといけないのかという感じです。

まとめ

基本的にやっぱり夜勤をするメリットは金銭面で恩恵が大きいという事だと思います。実際定年くらいまで夜勤を続けてやっている人もいますが、体感的にこれを定年までやるのは相当キツいだろうというのが正直なところです。

できる限り避けたい仕事かもしれませんが、看護師だったり介護士だったり工場勤務だったり夜勤が必須の仕事もあるので夜勤をしてまでする仕事かどうかはしっかり吟味したいところですね。

個人的には夜勤をやるならある程度手当がしっかりしていないと割に合わないと思うので、夜勤がある仕事を選ぶ時は夜勤に対する手当てをしっかり確認してからにしましょう。後になって後悔するといろいろ損するのは自分ですからね。

夜勤のデメリットに関してはちょっと大袈裟だと思われるかもしれませんが、体質的に合わない人は本当にキツいみたいなので自分に合うかどうかを探ってみる為にまずやってみるというのも良いかもしれません。