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PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.3 恩讐の彼方に 感想とあらすじ(ネタバレなし)

2019年3月8日に1月から3部作で公開されているサイコパスSSの最終作「恩讐の彼方に」が公開されました。早速観てきたのでネタバレしない範囲であらすじや感想を書いていきます。

サイコパスSScase.3 恩讐の彼方へのあらすじ

狡噛慎也は劇場版1作目の舞台となった東南アジア連合からチベットヒマラヤ同盟国へと移る中でテンジンという少女と出会います。親の仇を討つために狡噛に弟子入りして狡噛から戦闘のノウハウを得ようとします。狡噛はテンジンがかつての自分と重なって見えるのか復讐をさせる気はないもののテンジンの世話を引き受けます。

そんな中この地で停戦監視団のリーダーギレルモ・ガルシアという男に狡噛は出会います。ガルシアは複数の勢力との橋渡し的な存在になって協定を結ばせようとしますが、テンジンがきっかけで停戦監視団の実態に迫っていきます。

狡噛の過去への葛藤

狡噛は槙島に復讐を果たした事で日本に入れられなくなりました。復讐を果たした代わりに自分の居場所を失ってしまった事とそれが正しい事だったのか葛藤しているようにも見えます。復讐を決意した時の自分とテンジンが重なって見えるのかもしれません。

狡噛の過去への葛藤と復讐を決意しているテンジンへの想いはアニメ1期からのストーリーを知っていた方がより理解しやすいので、是非アニメ1期を観てからcase3を観る事をお薦めします。

内容はできるだけ書かないようにしたいので具体的には書きませんが、「case3恩讐の彼方」へではアニメ1期では正しくないと分かりつつ槙島への復讐を果たす決意をして実行した狡噛がいました。しかし今回の「case3恩讐の彼方へ」では自分の感情や自分が思う正義の為ではなく、多くの人にとって良い選択をする事が最良と考えて行動する狡噛が居たように思います。

それを望んだのはテンジンであって狡噛はテンジンとの出会いで考え方に少し変化があったように感じます。このストーリーの最後に下した狡噛の決断はテンジンの望みを叶えたと同時に狡噛自身が正しい決断だと考えているのだと思います。それが嘘であったとしても真実を知らしめたり、自分の中で正義より関わる全ての人にとって最良の選択を優先したと感じました。

日本への帰還とアニメ3期への期待

ここはネタバレになってしまいますが、最後の最後で狡噛は日本に帰還する事を決意します。シュビラシステムが稼働している日本にどういう方法で戻るのかはアニメ3期で分かると思いますが、何らかの方法で日本へ帰還するという事は「case3恩讐の彼方」の公開初日に決定したサイコパスアニメ3期で狡噛がストーリーに本格的に関わってきそうで楽しみです。

三部作のサイコパスSSはこれで最後になりますが、アニメ3期の公開が決定しているので今後のサイコパスに期待しましょう。

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