職に関する内容の本をいろいろ調べていると「失職女子」という本に出会いました。
探していた本は面接のノウハウ的な本だったんですが、この「失職女子」という本を見ていくとかなり考えさせられる内容でひきつけられました。
就職が決まらなくて悩んでいる人、もう限界だと思っている人はこの本を是非
手にとってもらいたいです。
まずどんな人がこの本を書いていてどんな内容なのか紹介していきます。
生きるために生活保護を選んだ女性
「失職女子」書いたのは80社から連続不採用を受けた37歳(当時)の女性の方です。
親にも頼れる状況になく仕事も決まらず苦悩されたようです。
この方は決して働く気がないニートとかではなく、その気があるのにいろんな状況が重なって仕事に定着できなかった訳ですが、生活保護に至るまでなかなか大変な体験をされたようです。
生活保護というとズルして金を得ているというイメージを持つ方もいると思いますが、この本を読んでいると怠けているだけとはなかなか言えないなと思いました。
この本には退職から求職活動を経て生活保護を受けるまでの経緯を詳しく書かれています。このブログに本の具体的な内容までは書けませんが、かなり濃い内容です。
政治とか社会のあり方とかまで考えさせられる内容です。
社会の光と闇を感じてしまった
人は生まれた時からそれぞれ環境は違いますし、資本主義である以上個人に差が出るのはしょうがないです。
経営者として成功する人や会社員として高い水準で安泰な生活を送る人がいればその裏にはそれとは逆の人生を送る人もいるのです。
お金の話だけをすれば稼いで良い生活を送れる人がなぜいるかと言えばその裏で低収入で決して良いと言えない生活を送る人がいます。(収入=幸福ではないですが)
皮肉な事を言えば良いと言えない暮らしを強いられる人の上に良い生活を送る人がいる訳です。
もちろん社会的地位を得ている人や高収入な人は努力をしているのは間違いないですが、生まれた時の環境や才能があったのも事実でしょう。
その一方で不利な環境に生まれたり、人と比べて才能のない人もいます。
頑張っても無駄だと思うような現実があるのはなんだか不条理に感じてしまいますね。
ただこの本の作者の方はこうして本を出版するまでになっているので行動力も才能もあったと僕は思います。
生活保護は批判の対象になる事も多いですが、どうしようもなくなった時の最後の砦として大きな価値があるではないかと思います。
頑張ったけど結果が伴わず自暴自棄なってしまっている人がいれば「失業女子」を読んで今後の自分の人生を考えて欲しいと思います。
もちろん最初から生活保護を当てにしている連中は問題外ですけどね。
この記事を書いている管理人のひろやんも現在無職なので他人ごとではないんですよね。当然自力で生きる気満々ですけど上手くいかなくても良からぬ事を考えてはいけないなと思いますね。 (笑)